2008年06月27日

西田千太郎日記の原本、島根県立図書館に寄贈

小泉八雲と親密な交友があった明治時代の松江の知識人、西田千太郎(一八六二−九七年)の日記の原本が西田の遺族から松江市の島根県立図書館へ寄贈されたそうです。
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=504104004

八雲との交流や当時の島根の社会情勢などが記述されており、貴重な歴史的資料で、既に昭和51年に翻刻が出版されています。古本屋などで入手可能です。

また西田宛書簡を中心にハーンを描いた書物も出版されています。こちらは新刊でも購入可能です。
教育者ラフカディオ・ハーンの世界―小泉八雲の西田千太郎宛書簡を中心に(楽天で購入)

教育者ラフカディオ・ハーンの世界―小泉八雲の西田千太郎宛書簡を中心に(amazonで購入)

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2008年06月24日

科学技術振興機構(JST)が明治以降の学術雑誌を電子アーカイブ化

恥ずかしながら今日まで知らなかったのですが、科学技術振興機構(JST)のJournal@rchiveが2年前から、明治以降の学術雑誌を電子アーカイブ化して公開しているとのことです。

Journal@rchive
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/top_ja.php


電子化されているのは、科学技術関連の雑誌ですが、明治期のものとしては、現在のところ、

東京数学物理学会記事
東京数学物理学会記事概要
気象集誌
植物学雑誌
耳鼻咽喉科雑誌
大日本耳鼻咽喉科会会報
東京化学会誌
東京数学会社雑誌雑誌
東京数学物理学会記事
薬学雑誌

などがあるようです。この他にも戦前戦後にわたる大量の雑誌が公開されており、また記事名の検索もできるので、科学技術史研究者には重宝なサイトですね。

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2008年06月17日

英Times紙が、過去200年の記事を完全デジタルデータベース化

英Times紙が、1785年から1985年までに200年間に渡る記事を検索可能な形でデジタルアーカイブ化し、データベースを公開しました。

Times Archive
http://archive.timesonline.co.uk/tol/archive/

キーワードで過去の記事を検索できるもので、近現代史研究者にとって朗報だと思います。

本文の閲覧は登録が必要なようですが、現在は無料で閲覧できます。なお、1ヶ月経過すると有料登録が必要になるようです。登録せずとも、近くにマイクロなどで閲覧できる場所があれば、検索のみであっても充分ですよね。ちなみに、紙面のどの位置に当該記事があるのかもイメージで示してくれているので、非常に便利です。
(※当初閲覧は有料とと書き、その後無料と訂正しましたが、個人ユーザーの無料試用期間は1ヶ月とのことです。情報が曖昧でお詫びいたします。また誤りをご指摘くださった方、ありがとうございました)


試しにOkumaで検索してみたところ、200件以上の記事が出ました。葬式の記事などには「Prince Okuma」なんて表記してあるのもありました(大隈は公爵ではなく、侯爵なので、「Marquis Okuma」と表記するのが普通。ただし日本の爵位と海外の爵位は必ずしもイコールではないので、その辺り翻訳の仕方には微妙な側面もあるらしい・・・)。

検索には、漢字ではなくアルファベットであるが故の検索の難点も存在します。たとえば伊藤博文の記事を検索したい場合、「Ito」だと検索結果が膨大になり、ほとんどが関係ない記事になってしまいます。逆に「Ito Hirobumi」だと検索結果がもれてしまう可能性があります(なお日本人名の表記の仕方も必ずしも現行のローマ字方式とは限らないという難点もあります。「末広」という人物が「Suyehiro」と表記されていたりとか・・・)。
とりあえずは「Ito Japan」あたりで検索するのが精一杯の回避策なのでしょうか・・・。

日本では、朝日新聞や読売新聞が、CD−ROMを出していますが、値段が高いです。一般人にはとても手が届きません。

検索結果だけでも、こうやって無料で見れるように公開してもらえたら、嬉しいのですが・・・。

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2008年06月13日

帝国データバンク史料館特別企画日本の会社展第1回「老舗 ― 温故知新 ―」

帝国データバンク史料館にて特別企画として、「日本の会社展 第1回 老舗 ― 温故知新 ―」が開催されているようです。

開催期間は2008/6/3(火)〜6/29(日)までとのこと。
以下帝国データバンク史料館HPより、転記させていただきます。 

<老舗を徹底解明
― 帝国データバンク史料館だから実現できました。
帝国データバンクの調べによると、近年、「業歴30年以上」の企業倒産の割合は全体の30%近くに達し、他方では数々の不祥事から「老舗ブランド」が大きく揺らいでいます。
半面、業歴100年以上の企業は約2万社を数え、わが国は世界に名だたる“企業長寿社会”でもあります。そこで、1世紀以上にわたり企業の盛衰を見つめてきた帝国データバンクの史料館特別企画として、当社のオリジナル企業概要データベース「COSMOS2」を基に明治末年(1912年)までに創業した「長寿企業」2万4000社の特性分析や老舗4,000社アンケート(回答数814社/回収率20.4%)を行い、その集計結果を一挙公開展示することといたしました。また、既成の“老舗”イメージに捉われることなく、伝統を未来に継承し、革新への挑戦を続ける企業も併せて取材しました。老舗からのメッセージを映像、グラフィックパネル、デジタルピクチャーでお届けします。 >

《開館時間》10:00〜16:30(入館は16:00まで)
《休館日》6/16(月)、6/23(月)
《入館料》無料

□帝国データバンク史料館
〒160-0003 東京都新宿区本塩町22-8
TEL.03-5919-9600
※ご来館の際は、1F受付にお越しください。
http://www.tdb-muse.jp/


展示では、「COSMOS2」収録の124万件の企業データのなかから、明治末年までに創業された24,234社を「長寿企業」と位置づけ、分析を加えるとともに、映像、展示物などから老舗の姿を紹介しているとのことです。膨大なデータを所有する史料館ゆえにできる展示ですね。長寿企業24,234社を業種別に大別すると、浮かび上がる業種トップ3は何か。
長寿企業の数が最も多いのはどの都道府県か。長寿企業と他の企業の信用程度は? など、年表やグラフからは、日本の長寿企業の概要を分かりやすく見ることができるとのことで、非常に面白そうです。

くわしくはこちら

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2008年06月07日

文部科学省旧庁舎内に「情報ひろば」がオープン

東京都千代田区の文部科学省旧庁舎内に「情報ひろば」がオープンし、明治以来の教育の歴史などを学べる施設として一般公開されるそうです。旧文部省創建当時の大臣室や、教育、文化、スポーツ、科学技術などの分野について展示・解説がなされるそうです。

・開館日時:平日 10:00〜18:00
・入場無料
・お問い合わせ:03-5253-4111(内線2170、広報室)

詳しくは下記ページをごらんください。
http://www.mext.go.jp/joho-hiroba/

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2008年06月03日

歳月

ちょっと前のことですが、

古本屋で買った、明治30年頃の雑誌を読んでいたら、
ページの合間から、画像のような紅葉が出てきました。

ページに挿まれてから、一度も開かれることがなかったらしく、
とても綺麗なままで、残っていました。

080323_203506.jpg

その雑誌は「8月号」。
ということは、

紅葉狩りの記念に、持ってかえってきた紅葉、
あるいは、
家の近くで拾った紅葉なのかもしれませんが、

ひとつの秋の記念にと、
本棚に並べてあった2,3ヶ月前の雑誌の中に、はさんでおいたのでしょう。



100年以上も前の人の、残したものが、
100年以上も経って、無関係の僕のところに、届く。

残した人は、きっともう亡くなっているのに、
生きていた証は、しっかりと残っている。
それって、すごいことだなぁ・・・


そう思う反面、


その人が、この紅葉に込めた思いは、
跡形も無く消え去って、今は知ることができない。
形はこのように残っていても、
その人の心は、遠い過去へと流れ去り、どこにも残っていない。

それは、とても哀しいことだな・・・

とも思います。




果して、100年後に、僕が生きていた証は、何か残っているのでしょうか。



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2008年06月02日

林野庁の林業資料が国立公文書館に移管に

共同通信の報道によれば、林野庁の出先機関が所蔵する近世以降の林業資料約1万6千点が、今年度中に国立公文書館に移転されるそうです。

資料は全国7カ所の森林管理局やその出先事務所が所蔵しており、明治時代の長野・木曽地方の皇室御料林に関する資料も含まれているそうです。

国立公文書館は当面、茨城県つくば市の分館で資料を保管し、公開する予定とのことです。

詳しくはこちらhttp://www.47news.jp/CN/200805/CN2008053101000442.html

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2008年05月31日

忍峡稜威兄と〔石+殷〕稲綺道秀

表題を見て、この名前を読めた人は、かなりのマニアですね。
両方とも、明治期の人物です。

前者「忍峡稜威兄」は、当時の史料などを見ていると時々見かける名前なんで、知っている方も多いかもしれません。
「忍峡」までが苗字で「おしお」、「稜威兄」は名前で「いずえ」と読みます。読み方は「おしおいずえ」ですが、旧仮名遣いで名前を書くと「おしほいずえ」となります。

後者は、いきなり一文字目の漢字がパソコン入力だと出てこないほどの難文字。読めた方はいるでしょうか?「〔石+殷〕稲綺」が苗字で「おたぎ」、「道秀」が名前で「みちほ」、つまり「おたぎみちほ」と読みます。


忍峡稜威兄は、岡山県出身の民権家で、明治11年6月『好事雑報』という雑誌を創刊、明治12年12月は、桜井静の呼びかけに応じて、両備三国三十一郡十一区千百七十一ヶ村六十ヶ町の総代として、国会開設建白書を奉呈した人物で、岡山県会議員も務めました。
参考:前田昌義「国会開設請願運動の備中国総代・忍峡稜威兄について」(『倉敷の歴史』14)、前田昌義「忍峡稜威兄『通俗日本国会新論』」(『岡山地方史研究』102)

〔石+殷〕稲綺道秀は『詩歌襍輯』『観光小誌』『桂林一枝』といった漢詩和歌に関する雑誌に関わっていた人物で、昭和期まで存命だったようですが、詳細はよくわかりません。


以上豆知識でした。

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2008年05月15日

学習院大学史料館「明治を創った人々― from男爵物語」展

学習院大学史料館にて、展示会「明治を創った人々― from男爵物語」が開催されているそうです。http://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/new.html

以下史料館のサイトより概要を転載させてもらいます。
「明治を創った人々― from男爵物語」展

 学習院大学史料館は、丸4年にわたり「男爵」にスポットを当てて研究をすすめ、その研究成果として平成19年9月に『昭和会館80周年記念 男爵物語』を刊行致しました。
本特別展は、『男爵物語』からのダイジェストで構成する、明治国家の建設に、大いなる希望と使命感をもってあたり、国家に尽くした人々、その家族の足跡を、多角的に描いていく展覧会です。

会期:平成20 年 4月7日(月)〜 6月7日(土) 
会場:北2号館1階史料館展示室

《史料館講座のご案内》
映画上映「筆子 その愛 ― 天使のピアノ」
〜男爵渡辺清の娘、石井筆子の生涯について
       主演:常盤貴子/市川笑也  
講演
講演者:二井仁美 氏 (大阪教育大学准教授)
日時:平成20年5月24日(土)午後2時より
会場:学習院創立百周年記念会館 1階正堂
       〔入場無料・事前予約不要〕


このほか、5月14日(水)、6月4日(水)いずれも14:00から、担当学芸員により展示解説を行われるとのことです。

映画と講演は無料とのことですから、興味のある方はぜひ行かれてみてはどうでしょうか。

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2008年05月14日

写真帳『東京帝国大学』

東京大学附属図書館と東京大学情報基盤センターにて写真帖『東京帝国大学』電子版が公開されています。
http://rarebook.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/shashincho/

サイトの解説によれば、写真帳には明治33年版と37年版があり、明治33(1900)年のものは、フランス・パリの万国博覧会、明治37(1904)年のものは、米国・セントルイスの万国博覧会に出品するために製作されたとのことです。

当時の総長、前総長や部局長、教授たちの肖像と校舎設備の状況を撮影した写真が収録され、明治37年版(南葵文庫本)では、明治33年版に比べて、新築校舎や新任教員の肖像写真を加えるなどの増補がなされているとのことです。

posted by Webmaster at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする