しばらくご無沙汰していたのだが、久しぶりに時間が出来たので、東京古書会館での古書即売会(窓展)に行ってきた。あきつ書店が安価でいい本をたくさん出していたので(ネットではべら棒な値段をつけているのに・・・)、10冊以上買いこんでしまった・・・。こんなにたくさん買ったのは何年ぶりだろう。
工藤武重『明治憲政史』上下900円、幣原平和財団『幣原喜重郎』500円、『平民宰相若槻礼次郎』400円、渡辺幾治郎『昭憲皇太后宮の御坤徳』400円、岡山同窓会『梧堂言行録』1000円、佐々木惣一『天皇の国家的象徴性』200円、市島謙吉『獄政論』400円、万朝報社『涙香文選』400円、山路愛山『勝海舟』300円、荒畑寒村『左の面々』300円、筑波常治『破約の時代』400円など。
『破約の時代』の筑波先生は、学部時代の恩師だが、この本は先生の自伝。筑波先生は、山階宮家の血筋を引くお方、つまり皇室に連なる血筋の方で、僕が学生の頃は「緑の麗人」と呼ばれる早稲田大学政経学部の名物教授だった。とにかく緑が好きな先生で、服もいつも緑色だということからそう呼ばれていたのだった。住所も某市の「緑町」という場所という徹底ぶりだった。
一回、書類にハンコを押してもらいに行ったところ、朱肉が緑色だったのには仰天したものだ。
先日、偶然、街中でお見かけしたが、緑色の和服を着て、相変わらずのダンディーぶりだった。人の生き方は、顔にあらわれると良く言われるが、貴族らしい清麗な中に、凛とした厳しさをも感じさせるあの雰囲気には、やはり憧れてしまう。まあ素材が違うのでああなるのは無理だけど・・・。
先生は、華族の家に生まれたにも関わらず(いや、生まれたが故に?)、波瀾万丈な人生を送られ、とてもユニークな価値観をお持ちの先生なんで、この自伝も読むのが非常に楽しみである。
本当は神保町の後、今日から始まった高田馬場のビッグボックス古書市に行こうかと思っていたのだが、上記の通りたくさん買いこんでしまったので、高田馬場は取りやめ、喫茶店でコーヒーを飲みながら読書して1冊読了し、そのまま家に帰った。
2008年08月29日
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