同館HPより、概要を引用させていただきます。
本展は虚子記念文学館(兵庫県芦屋市)と、同じく俳句資料を多数所蔵する神奈川近代文学館との共催による文学館交流展です。
2009年(平成21)4月8日の高浜虚子没後50年を機に、近代俳句黎明期から大正初期の虚子俳壇復帰までにスポットを当て、正岡子規はいかに俳句革新を成し遂げ、子規に学んだ虚子は子規没後の俳壇をどう継承し、どう独自に発展させたのかについて問い直します。
生涯俳句一筋であったと思われがちな虚子ですが、俳句をやめ、小説に没頭した時期もありました。 40歳で俳壇復帰に至るまでの道のりは、むしろ紆余曲折の連続だったと言えるでしょう。今回は特に虚子の前半生に多大な影響を与えた正岡子規・夏目漱石・河東碧梧桐との交流をまじえつつ、新派の台頭により刻々と変貌を遂げた明治俳壇における虚子奮闘の軌跡を、虚子記念文学館所蔵資料を中心に展観します。
◇会 期 2009年(平成21年) 3月7日(土)〜 4月19日(日)
休館日は月曜日
◇開館時間 午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)
◇会 場 神奈川近代文学館展示室
◇観 覧 料 一般400円(300円)、20歳未満及び学生200円(150円)
高校生以下、65歳以上は入場無料
*( )内は20名以上の団体料金
原稿や草稿、書画など約150点の資料を展示し、子規から虚子へと受け継がれた俳壇の変遷を描き出そうという趣旨とのことです。
記念講演会やシンポジウムも、下記の通り開催されるそうです。
□記念講演会
3月7日(土) 「虚子俳句の変遷」
講師:稲畑汀子(虚子記念文学館館長・「ホトトギス」主宰)
□シンポジウム
@3月20日(金・祝) 「花鳥諷詠」
講師:有馬朗人、稲畑汀子、大串章、深見けん二
コーディネーター:稲岡長
A4月4日(土) 「虚子の客観写生」
講師:稲畑廣太郎、今井肖子、岸本尚毅、筑紫磐井
コーディネーター:稲岡長
B4月18日(土) 「虚子十句」
講師:今井千鶴子、金子兜太、辻桃子、安原葉
コーディネーター:稲畑汀子
詳しくはこちら
神奈川近代文学館
http://www.kanabun.or.jp/index.html
「子規から虚子へ」展詳細
http://www.kanabun.or.jp/te0519.html