神戸大学附属図書館デジタルアーカイブに、『鈴木商店商報』『鈴木商報』が追加されて公開されました。
鈴木商店は神戸居留地の個人商店から出発した総合商社で、1918年(大正7年)の米騒動による鈴木商店焼き討ち事件や、1927年(昭和2年)金融恐慌の中で倒産に至ったことが知られています。公開されたのは1910年(明治43年)から1916年(大正5年)末までの『鈴木商店商報』『鈴木商報』で、同大学ウェブサイトでは、「これは鈴木商店が「洋糖引取商」から出発し、「総合商社の源流(ルーツ)」として事業を多角化していった明治末から、1917年(大正6年)三井物産の年商を凌いで日本一の商社となる直前の時期にあたります。内容は砂糖相場を中心に、商況解説・海外通信・紀行文・論文なども含み、鈴木商店の資料が散逸してしまっている中にあって、短い期間ではありますがまとまった量が保存されている点で、貴重な資料と言えます」と解説されています。
神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ『鈴木商店商報』『鈴木商報』
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/kichosyo/suzuki/
2009年12月23日
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