藤沢という場所は、訪れるまでもっと田舎かと思っていたが、実際には結構な都会でおどろいた。古書店はすべて駅の北口にある。なかなかいい本屋がある場所である。
太虚堂書店(藤沢市藤沢460-8)
駅北口のデパートさいか屋の道路を挟んだ西隣にある。二階は漫画・雑誌等なので覗く必要なし。一階には文学・美術とともに歴史ものがあるが、めぼしいものはなかった。ただ、それほど悪い本屋でもないので、とりあえず覗いてみるといいかも。(2001.10.7)
しょうなんどう・ブックサーカス(藤沢市藤沢539)
太虚堂の前の道を北西に進んでいくとそのうち見つかる。三階建てで、そのうちの一階部分が一般書を扱っている。一見、一般書のみのショボイ本屋に見えるのだが、実際に入ってみると、文庫の絶版ものや、学術書、さらには黒っぽい本までが並べられている。本の量が非常にすくないため、探しているものが見つかるかはわからないが、もしかしたら掘り出し物に出会えるかもしれない。(2001.10.7)
その後2002年3月17日に藤沢を再訪した際、この店にしては珍しく『機密日露戦史』が3000円と安く売っていたので購入。(2002.3.17)
光書房(藤沢市藤沢1015)
しょうなんどうから少し北上したところ、オデヲン座の向かいにある。学術書や資料物も多く置いてあるお勧めの書店である。値段は高いものも安いものもあり。同時代史18000円、牧野伸顕日記4800円、福沢諭吉全集1〜19巻で20000円、井上伯伝18000などが置いてあった。(2001.10.7/2002.3.17)
祥書房(藤沢市藤沢1062-1-103)
光書房から少し北上した左側にある。ここもお勧めの本屋。学術書や資料ものが多く置いてある。私は、『明治天皇御集』『昭憲皇太后御集』(ともに岩波文庫、300円)、『風見章とその時代』500円、『エドマンド・バーク著作集T現代の不満の原因・崇高と美の観念の起源』500円、末松太平『私の昭和史』500円、石野瑛『明治天皇と神奈川県』1500円を購入。私の購入した本からもわかるかもしれないが、みすず書房から出てる本がたくさんおいてあり、値段も安かった。ほかに、土田杏村全集が揃で1万5千円というのが気になったが購入せず。(2001.10.7)
栄信堂書店(藤沢市本町2-2-2)
祥書房をさらに北に行くと、大通りと交差しているが、その大通りを左折した右手に栄信堂がある。小さい店で本当に本屋なのかと疑うほど狭くて、ものすごく入りづらい雰囲気である(このあたり、文章では説明しにくいのだが、行って見ればわかる)。中は狭いので、本の両も多くはないが、歴史書も少しだけあった。ここで特筆すべきは新書で、1冊100円の新書が大量においてある。本棚には前後二列でならべてあるので、後ろ側にある本をチェックするのは大変だが・・。私は中公新書の若槻泰雄『排日の歴史』を100円で購入した。(2002.3.17)
小林書店(藤沢市本町2-1-21)
祥書房のある通りを大通りを越えて北上すると小林書房があるが、一般書。駅からも遠いし、大した本はないので、ここまで来る必要はなかろう。また『全国古本屋地図』には、駅前に大橋書房という本屋を載せているが、ここはもう店売りはしていなかった。(2002.3.17)
聖知文庫(藤沢市藤沢575-1)
わたしが行ったときには閉まっていた。(2001.10.7)
古書とは関係ないが、駅前に「さいか屋」というデパートがあるのだが、そこは客があまり入っていなくて、つぶれそうなデパートである。特に品揃えが悪いわけではないし、値段も安く、企業努力はしていると思うのだが、「さいか屋」という名前と、建物が少し汚いので、遅れをとっているのだと思う。ここに限らず、地元生え抜きの百貨店は、チェーンの大デパートにおされつつある。私の祖母の住んでいる宇都宮でも地元生え抜きの「上野」「福田屋」という二つの百貨店は西武・東武におされてつぶれてしまった。何でも都会の勢力が勝つのは悲しいことなので、地元の人はなるべく「さいか屋」応援してやってほしい。8階のレストランには、安くてたくさん食べられる店がある。特に某イタリア料理店は激安で、腹いっぱいたべられます。かつ、味もとてもおいしい。だまされたとおもって一度行ってみてほしい。
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