2015年12月31日

『近代史料研究』第15号

20151231_183540.jpg日本近代史研究会編集・発行『近代史料研究』第15号(2015年10月31日発行)

【目次】
 中野目徹・田中友香理『戦前期の内閣における「未済」閣議書―国立公文書館所蔵「未済書類」の分析を中心として―」
 長尾宗典「高山樗牛と雑誌『太陽』―博文館関係史料の検討を通して―」
 柴田知彰「昭和二十年代秋田県における行政委員会と事務局体制(上)」
 熊本史雄「第一次世界大戦後の外務省における対満洲関税政策―第一次幣原外交最初期の対英協調策―」

1年に一冊ずつ、筑波大学の中野目徹先生が主宰されている日本近代史研究会で発行されている雑誌です。大学図書館などでも所蔵していない所が多いのですが、毎号非常に緻密な史料研究が掲載されており、とても勉強になります。特に長尾さんの論考からは、坪谷善四郎や博文館の関係史料について教えられるところ大でした。また中野目・田中両先生による論考は、未済書類から戦前の閣議の実態について考察したものでこちらも非常に興味深いものです。

posted by Webmaster at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック