古本屋で買った、明治30年頃の雑誌を読んでいたら、
ページの合間から、画像のような紅葉が出てきました。
ページに挿まれてから、一度も開かれることがなかったらしく、
とても綺麗なままで、残っていました。
その雑誌は「8月号」。
ということは、
紅葉狩りの記念に、持ってかえってきた紅葉、
あるいは、
家の近くで拾った紅葉なのかもしれませんが、
ひとつの秋の記念にと、
本棚に並べてあった2,3ヶ月前の雑誌の中に、はさんでおいたのでしょう。
100年以上も前の人の、残したものが、
100年以上も経って、無関係の僕のところに、届く。
残した人は、きっともう亡くなっているのに、
生きていた証は、しっかりと残っている。
それって、すごいことだなぁ・・・
そう思う反面、
その人が、この紅葉に込めた思いは、
跡形も無く消え去って、今は知ることができない。
形はこのように残っていても、
その人の心は、遠い過去へと流れ去り、どこにも残っていない。
それは、とても哀しいことだな・・・
とも思います。
果して、100年後に、僕が生きていた証は、何か残っているのでしょうか。

