2003年08月31日

2003年頃の高岡の古書店

以下は、かつて管理人が公開していた「明治史研究のための古書店めぐり」に掲載していたものです。閉鎖にともない、このブログに転載しました。古い情報ですので、あくまで過去の記録として見てください。たぶん行っても今は無い本屋が多いと思います。

高岡ときいて思い出すのは藤子不二夫の『まんが道』。小学生の時に始めてあの漫画を読んで以来、何度繰り返して読んだかわからない。サラリーマンという道をえらばず、自分のやりたいことをやるという生き方を選んだのには、あの本の影響も大きいかもしれない。高岡には古書店が沢山あるわけではないのだが、2003年8月末、金沢を訪問した際に、たまたま高岡で古書展をやっていたために来て見ることにした。ついでに『まんが道』にも出てくる古城公園や高岡大仏なども見てきた。(2003.8.31)

高岡大和古書展
2003年8月末に開催されていた。毎年やっているのかどうか知らないが、「第六回」と銘打たれていたので、定期的にやられているのであろう。群馬・新潟・富山・石川の古書店が集まって開催していた。品揃えもなかなかよく、値付けは店によって高かったり安かったりまちまちだが、私は『大浦兼武伝』2000円、菅沼貞風『大日本商業史』(明治本)2500円、長尾龍一『法哲学入門』300円を購入した。

文明堂書店(高岡市御旅屋町93)
店は小さいが、幅広い分野の学術書を揃えており、楽しめる。黒っぽいものも多い。値段普通。

『全国古本屋地図21世紀版』には、駅北口の方にも一軒あると書いてあったので、往復1時間近くかけていってきたのにかかわらず、その場所はもぬけの殻。「入居者募集」の張り紙を見て泣きそうになった。骨折り損のくたびれ儲けとはこのことだ。


まんが道 (1) (中公文庫―コミック版)
藤子 不二雄A
中央公論新社
売り上げランキング: 63265

posted by Webmaster at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年頃の金沢の古書店

以下は、かつて管理人が公開していた「明治史研究のための古書店めぐり」に掲載していたものです。閉鎖にともない、このブログに転載しました。古い情報ですので、あくまで過去の記録として見てください。たぶん行っても今は無い本屋が多いと思います。

金沢には、とても古い建物が多い。戦災にあっていないためもあって、東京ではめったに見られない戦前の建物が、街中にたくさんあり、そしてそれが現役で使われている。『全国古本屋地図21世紀版』には「戦災にあっていないので随分期待されての来沢の方々もあるが、最近はなかなかまとまった良書はでてこない」と書かれているが、たしかにいい本は少なかった。なお、金沢は町がそんなに大きくないので、古本屋はレンタサイクルで回ると効率よく回れる。兼六園などの史跡を一緒に回っても一日かからない。自転車は駅北口のニッポンレンタカーで借りられる。(2003.8.31)

近八書房(金沢市安江町1−11)
横安江町アーケードの入り口にある。私が行ったときには閉まっていた。仏教書・郷土史が専門とのこと。次の日に行った高岡の古書展に出展していたが、やはり仏教書中心だった。値段は高めだった。

南陽堂書店(金沢市尾張町1−8−7)
とても古い店構えで、掘り出し物がありそうな感じ。しかし残念ながら、臨時休業だった。ドアに張り紙がしてあり、全集・揃物の値段一覧が書いてあったが、結構高めだった。しかしこういう店には往々にして一点物の掘り出し物があったりするので、中に入れなかったのが残念だ。

一誠堂能勢書店(金沢市芳際町1−4−31)
小さな店だが、昔なつかしく趣深い庶民的な建物の店。黒っぽい本が沢山おいてあるが、めぼしいものはなかった。翌日行った高岡の古書展にも出品しており、そちらにはいい本も結構出ていた。店の本が汚い本ばかりだったのに対し、高岡の古書展ではグラシン紙に綺麗につつまれた戦前の本が沢山出ていた。ということはどっかに書庫があってそこにいい本が詰まっているのだろう。一度見てみたいものだ。しかし古書展の値段は高めだった。

文学堂書店(金沢市池田町2−20)
古い学術書が多いが、歴史関係の本は少なく、めぼしいものがなかった。

明治堂書店(金沢市長町2−3−13)
広い店のなかに学術書から新書・文庫までがぎっしりつまっている。私が訪問した店のなかでは最もお勧めの店。歴史系の本も多いが、残念ながら前近代のものが中心で近代のものはそれほど多くない。新しい本は定価の半額がつけられている本が多く、比較的安いが(しかし文庫・新書となると半額は割高)、絶版物などは高値がつけられている。『徹底批判国民の道徳』を購入。書き込みありの本だったので、100円だった。

内田書店(金沢市石引2−2−2)
理工系の本が沢山あったが、歴史系はほとんど棚には並んでない。店の中が全然整理されておらず、見ることのできる本の量が少ない。

広坂書房(金沢市広坂1−2−20)
一般書中心だが、法学系の学術書も結構多く置いてあった。歴史系の本はほとんどない。しかし、戦前の珍しい本が何点か見受けられた。

金沢文圃閣(金沢市長土塀2-16-30)
新進気鋭の古書店。店売りは発展途上のようだが、若い店主が頑張っている。相場を知悉していい本を集めており、今後に期待できる。

時代屋書房(金沢市北安江町4−7−22)
駅北口。文庫とCD・ゲームなど中心のいわゆるリサイクル型。学術書収集家は行く必要なし。


石川県の歴史散歩
石川県の歴史散歩
posted with amazlet at 11.04.18

山川出版社
売り上げランキング: 391141

posted by Webmaster at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年08月08日

2003年頃の名古屋(上前津〜鶴舞)の古書店

以下は、かつて管理人が公開していた「明治史研究のための古書店めぐり」に掲載していたものです。閉鎖にともない、このブログに転載しました。古い情報ですので、あくまで過去の記録として見てください。たぶん行っても今は無い本屋が多いと思います。

名古屋の鶴舞から上前津にかけては、古本屋がたくさん集まっている。研究書が比較的安く売っているのが特徴で、品揃えは鶴舞駅に近くなるほど良く、逆に値段は、上前津の方に近づくほど安いというのが私の印象である。ただし私は2003年1月に一度いっただけなので、下記の古書店紹介もその時の印象で語っているので、注意されたい(しかも1月に行ったときの記憶を8月になって辿って書いているので要注意)。
名古屋は研究書は割と多く売っているが、資料物は少ないという印象を受けた。以下の紹介は、上前津方向にある書店から順に紹介している。

ノムラ書店(名古屋市中区大須2-26-8)
大須観音の南側にある。仏教書が専門で、歴史関係はあまりない。上前津からも結構歩くので、わざわざ来る必要はないかもしれない。(2003.8.8記)

三松堂書店(名古屋市中区上前津1-4-7)
すぐ手前に新刊書店もあるので、入るのを間違えやすい。歴史関係も多くはないが置いてある。値付けは並。(2003.8.8記)

ブックハウスアリス(名古屋市中区上前津1-6-10)
三松堂の少し先にある。店の名前からすると、歴史書がなさそうに思えるが、実際には歴史系の新しい学術書が沢山おいてある。神保町の村山書店と似たような品揃え。しかし値段は安い。必ず覗いておきたい店。(2003.8.8記)

海星堂南店(名古屋市中区上前津2-1-29)
エロ本と学術書が半々の品揃え。あまりめぼしいものはない。(2003.8.8記)

海星堂北店(名古屋市中区大須4-11-44)
南店同様、エロ本と学術書が半々だが、南よりもいい本がある。歴史関係の新しめの学術書が多い。値段は並だが、かなり安い値が付けられているものもある。(2003.8.8記)

つたや書店(名古屋市中区上前津2-3-26)
小さい店だが、歴史系の学術書も結構置いてあり、何より値段が安い。店の前のワゴンも要チェック。ただし商品の回転が早いようなので(実際私が行ったときにも入ったばかりの本を大量に買っていった人がいた)、たまたま行った時に何もないという可能性もある。(2003.8.8記)

ブックウェーブ(名古屋市中区大須4-13-46)
大量のエロ本・エロビデオの合間に、少しだけ思想系の新しい学術書のコーナーがある。値段は並。(2003.8.8記)

飯島書店(名古屋市中区千代田2-24-24)
通りにある他の店とは一線を画する品揃え。和本や黒っぽい本がたくさんある。資料物も多い。ただし値段がかなり高めに設定されていて、手が出ない。(2003.8.8記)

三進堂支店(名古屋市中区千代田3-7-6)
歴史系の本もちらほら見えるが、めぼしいものは全くなかった。(2003.8.8記)

人生書房(名古屋市中区千代田3-4-2)
歴史系の本もほんの少しだけおいてあるがめぼしいものはない。音楽関係が専門。(2003.8.8記)

ネットワーク(名古屋市中区千代田3-8-9)
入り口がわかりにくく、気付かずに通り過ぎる可能性があるが、通り過ぎても差支えなし。芸能関係が専門で歴史系は全くない。(2003.8.8記)

千代田書店(名古屋市中区千代田3-8-10)
一般書が中心で歴史系は期待薄。(2003.8.8記)

三進堂書店本店(名古屋市中区千代田3-11-3)
歴史系もおいてあるが、それほど多くはない。仏教書が充実。(2003.8.8記)

ブックイン(名古屋市中区千代田3-11-3)
店名からすると一般書中心か思ってしまうが、実際には思想史を中心に新しい学術書がたくさんおいてあり、値段も安め。要チェックの店。(2003.8.8記)

大学堂書店(名古屋市中区千代田3-11-6)
名古屋最強の古書店。研究書だけでなく、資料物も多い。値段は高いものが多いが、安いものもパラパラと見える。ホームページの目録も充実しているので、ぜひ見てみてほしい。必ず覗くべき書店。(2003.8.8記)

成龍堂(名古屋市中区3-11-7)
ミリタリー関係の本や車関係の本など。軍事マニア以外は入る必要なし。(2003.8.8記)

山星書店(名古屋市中区)
研究書が大量に置いてある。根付けは普通〜やや高め。黒っぽい本も多く、なかなかいい品揃えの店である。要チェック。(2003.8.8記)


名古屋の市電と街並み (トンボブックス)
日本路面電車同好会名古屋支部
トンボ出版
売り上げランキング: 433466

posted by Webmaster at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年08月04日

2003年頃の川崎の古書店

以下は、かつて管理人が公開していた「明治史研究のための古書店めぐり」に掲載していたものです。閉鎖にともない、このブログに転載しました。古い情報ですので、あくまで過去の記録として見てください。たぶん行っても今は無い本屋が多いと思います。

川崎と一口にいっても、川崎市は南北に長く、南部と北部とを一緒くたに扱うことはできない。ここではJR川崎駅の周辺および駅より海に近い方向にある古書店を紹介したい。といっても、実際、行って何かあることが期待できるのは駅周辺の3軒のみ。他の本屋は駅から遠いうえに、品揃えは全く期待できない。しかし、0.01%以下の確立ではあれ、掘り出し物と出会える可能性がないわけではない。というのも、私自身が、人生最高の掘り出し物に川崎の古書店で出会ったからである。(2003.8.4記)

ブックオフ川崎モアーズ店(川崎市川崎区駅前本町7−1)
駅前の岡田屋モアーズの6階にある。ブックオフなので、学術書には余り期待できないが、店内は広いので、一応覗くことをオススメする。特に文庫の量は豊富。

近代書房(川崎市川崎区砂子2丁目8−17)
駅から歩いて5分位。店は大きくは無いが、扱う範囲は幅広く、一般書・文庫・アダルトから専門書・資料物まで幅広い。歴史関係の図書も豊富にあり、値段も安い。川崎で必ず寄るべき本屋。商品の回転も早い。少し先には、同じ系列の女性書専門の古書店もある。

朋翔堂(川崎市川崎区東田町11−1−B)
ここも一般書・文庫・アダルトから、学術書・資料物まで幅広く扱っており、歴史関係の学術書も多い。値段も東京に比べると安めである。近代書房に寄った後、ここにも必ず寄るべきである。文庫・新書も豊富で、珍しいものが見つかることもある。

大島書店(川崎市川崎区追分6―8)
近代書房や朋翔堂のある道をずーーっと10分以上も歩いた「大島3丁目」交差点の手前にある。店は狭く、半分以上がエロ本。残りは文庫と一般書で、学術書は一切ない。はっきり言って、学術書収集家は行く必要のない店。なお、この辺から海側にかけては、戦前から在日朝鮮人が多く住んでいることで有名な地域で、焼肉店なども多い。この地域で生活してきた在日朝鮮人には苦難の歴史があるのだが、これについては自治体史などを参照のこと。

若木屋(川崎市川崎区田島23−12)
バス停「昭和電線・エスパ川崎前」にある。半分はリサイクルショップになっている。文庫とエロ本とビデオで店内のほとんどを占めているが、ごくわずかだけ黒っぽい古い本もあった。しかしめぼしいものは全くなかった。

復活書房(川崎市川崎区京町2−16−3)
ブックオフと似た感じのリサイクル書店。文庫の値段がブックオフよりも安めである。

すずらん古書店(川崎市川崎区浅田3−7−24)
古くて汚い本が雑然と並べられている。手に取ると、手が真っ黒に汚れるほどホコリがかぶっている。かといって、戦前の本があるわけでもなく、戦後の雑本がほとんど。何年も前から売れ残っているような本ばかりで、棚の手入れもされていないようであり、果たしてどれだけの売り上げがあるのか疑問だ。

大師書房(川崎市川崎区東門前3−1−2)
この店に来たことを私は一生忘れないだろう。川崎の古本屋を廻り、一番最後に来たのがこの店だった。時刻は午後7時近くであり、薄暗くなっていた。店に入って店内を見回すと、一般書ばかりで何もない。学術書・資料物らしきものは一冊たりとも見当たらない。1分も立たないうちに私は店を出ることを決めた。と、店の出口付近に函入りの本が重ねられている。どうやら誰かから買い取ったばかりの本のようで、棚の前に雑然と重ねられている。見ると『近衛篤麿日記』であった。数を数えてみると6冊揃っている。値段は幾らかな、と思い、調べてみるが、やはり買い取ったばかりらしく値がつけられていない。とりあえず店主に値段を聞いてようと思うと、さっきまで本の整理をしていた店主がいない。かわりに店主の奥さんとおぼしき人が店番をしている。店主はどうやら店の奥に引っ込み、夕食を食べ始めたようであった。そこで奥さんに、「これ幾らですか?」と聞く。すると奥さんは、「それ何冊?」「6冊です」「6冊で揃っているのよねえ?」「はい」「揃っているからねえ」ここまでで、私は、やはり揃だから高い値を言われるのかなあ、と予想していた。奥さんは、自分では値段を決めかねたらしく、奥で飯を食っている旦那さんに向かい、「あんた、お客さんが本の値段聞いてるんだけど」。「どの本だ」と、奥から旦那の声が聞こえる。奥さんは「あの6冊の本だよ」といい、「こっち来て」と現物を見るように旦那に言うが、旦那は飯を食うのに夢中でめんどくさいらしく、出てこない。そして「何冊あるんだ?」と奥さんに聞いている。奥さんは「6冊で揃だって」。すると、旦那がなにやら返事をしたが、よく聞こえなかった。そして奥さんは、私の方を向きなおすと、

「揃っているから、1000円ね」

!!!!!
マジかよ?私は動揺を懸命に抑え、平静を装って「そうですか、じゃあ、これ下さい」。古書店で最高16万円の値がついている本が、何と1000円!!これで驚かないものはいないだろう。しかもあの奥さんは、「揃っているから」と、高めの値を言ったつもりなのだ。しかし私は心のうちを悟られまいと、落ち着いて金を払い、本を受け取ると、早足で店を去った。あの店主は、近衛篤麿日記の価値を知らないのか?それとも私の欲しがっている本を文庫本か何かだと勘違いして、勝手に値段をつけろと奥さんに言ったのか?もし後者だとすれば、後から追っかけてくるのではないかと不安でたまらなかった。
それにしても、なぜあのような一般書しかない本屋に『近衛篤麿日記』だけが積まれていたのだろう。誰がいくらであの店に売ったのか。全くの謎である。
私の古本人生最大の収穫である。雑本ばかりの本屋に何度がっかりさせられたか知れないが、これからもきっと、雑本ばかりの本屋にがっかりさせられ続けてしまうに違いない。こういう体験を一度してしまった以上、もう絶対に古本屋めぐりは止められないだろうから。


朝鮮人強制連行とわたし―川崎昭和電工朝鮮人宿舎・舎監の記録
脇本 寿
神戸学生青年センター出版部
売り上げランキング: 1087866

posted by Webmaster at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年08月01日

2002年頃の静岡市内の古書店

以下は、かつて管理人が公開していた「明治史研究のための古書店めぐり」に掲載していたものです。閉鎖にともない、このブログに転載しました。古い情報ですので、あくまで過去の記録として見てください。たぶん行っても今は無い本屋が多いと思います。

静岡には、何度も行ったことがあったが、古書店をまとめてまわったことはなかった。しかし、2002年3月、伊東での大学院の合宿の帰りに、荒船俊太郎氏とともにまとめて廻ってみた。しかし、二人ともに、購入冊数はゼロ冊。帰りに静岡駅近くのラーメン屋でため息をつきながらラーメンを食べることになったのであった。(2003.8記)

いけだ古書部(静岡市御幸町3-6)
『全国古書店地図帳21世紀版』によれば、「古文書、和本、美術書をはじめ、いわゆる古本らしい古本の在庫も少なくない」と期待させるようなことが書いてあるので、住所のあたりを隈なく探したが、それらしき店はなかった。つぶれたのではないか?

安川書店(静岡市両替町1-1-5)
ここは静岡で唯一期待できる店。歴史関係の研究書や史料物が置いてあり、特に海軍関係に強い。しかし値段は高めで、ネットの「日本の古本屋」にも出品しているので、わざわざ店に行く必要はないかもしれない。

あべの書店(静岡市馬場町9-2)
太田書店(静岡市馬場町65)
するが書房(静岡市宮ヶ崎76)
これら三店はいずれも浅間神社の近くにあるが、一般書や漫画などばかりで、歴史系の学術書はほとんど置いてないので、行く必要はない。

文高堂書店(静岡市東草深町19-22)
静岡駅から駿府城跡をはさんだ反対側にあり、歩くとかなり遠い。店内には社会科学系の学術書が割りと多くあるが、しかしみな古くてぱっとしないものばかり。棚もここ数年動いていない感じだ。

栄豊堂書店(静岡市駿府町1-47)
店は小さいが、ぎっしりと本のつまった古本屋らしい店。私が行ったときには特にめぼしいものはなかったが、安川の次に要チェックの店。


休日のカフェめぐり静岡 伊豆・東部・中部

幹書房
売り上げランキング: 97223

posted by Webmaster at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年06月28日

2003年頃の大船の古書店

以下は、かつて管理人が公開していた「明治史研究のための古書店めぐり」に掲載していたものです。閉鎖にともない、このブログに転載しました。古い情報ですので、あくまで過去の記録として見てください。たぶん行っても今は無い本屋が多いと思います。

大船にはかつて古本屋が結構沢山あったらしいが、バタバタとつぶれて、学術書を扱う店は1軒だけになってしまった。

田辺書店(鎌倉市大船1-23-19)
駅南口より徒歩5分ほど。店は大きくないが、中は学術書がぎっしりとつまっている。こんな店がまだ生き残っていたのか、という感動を覚える店。値段は相場並だが、よくチェックすると安い品が混ざっていたりする。坂野正高『近代中国政治外交史研究』を2500円で購入。他にも買おうか迷ったものがいくつかあった。近くへ来たときにはチェックしたい店。(2003.6.28)

ちょっと前までは、他に松永堂書店、鎌倉書店という本屋が学術書を扱っていたらしいのだが、前者は店舗を閉めて通販専門に移行した。後者は、私が訪問したときには、建物が取り壊されて工事中だった。なお、ほかにいくつか一般書専門の店があるが、私は疲れていたので訪問しなかった。

思ひ出55話 松竹大船撮影所 (集英社新書)

集英社
売り上げランキング: 782067


posted by Webmaster at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年06月02日

2003年頃の磐田の古書店

以下は、かつて管理人が公開していた「明治史研究のための古書店めぐり」に掲載していたものです。閉鎖にともない、このブログに転載しました。古い情報ですので、あくまで過去の記録として見てください。たぶん行っても今は無い本屋が多いと思います。


2003年3月、早稲田大学大学院近現代史ゼミは、恒例の春合宿を静岡県の伊東で行った。その帰り、どうせ静岡まで来ているのだから、静岡の古本屋を廻ろうと思い、前から『全国古本屋地図』に黒っぽい本が沢山あると書かれている武蔵野書店が気になっていた磐田へ行くことにした。しかし、同じ静岡と思ったが間違い、なんと伊東から磐田までは三時間近くかかるのであった・・・。帰りは当然新幹線というハメに。いくら安い本を買っても、新幹線代を考えると・・・。でも、今回は幸運なことに、同じ本をネットで買った場合よりも、新幹線代含めた本代の方が安かったのだけれど。

山田書房(磐田市中泉七軒町513)
駅北口を出て、二つ目の信号を右に入っていった先にある。が、行ったときは閉まっていた。(2003.6.2)

美哉堂(磐田市中泉384)
山田書店からまた駅前に戻り、北へ続く道を少し進んでいったところに、骨董品店があったので中をのぞくと、本が並んでいる。しかも黒っぽい本が多いので、あ、ここが武蔵野書店か、と勝手に思い込んだ。『全国古本屋地図』の説明がわかりにくかったためである。和本が沢山置いてあるところも、『全国古本屋地図』の解説と合致していた。私は、竹越与三郎『三叉文集』300円、福井淳『絵本明治太平記』(明治19年刊)500円、佐田介石『助字イン』五冊揃1500円などを購入した。最後の『助字イン』は、ネットでは28000円で売っている代物。これがあったので、新幹線代を入れても、ネットで買うより総額が安くなったのである。といっても、単に安かったから買っただけで、特に必要な本ではなかったんだけど・・。会計の際、「ここが武蔵野書房さんですか」と念のため店主(かなり高齢のおじいさんだった)に聞くと、「いえ、違いますよ」といって、丁寧に武蔵野書店への道順を教えてくれた。しかもそれだけでなく、「あそこまで歩いていくのは相当大変だよ。自転車貸してあげるから行っておいで」といって、なんと自転車まで貸してくれたのである。たしかに武蔵野書店は遠く、歩いていっていたら大変だったと思う。でも自転車のお蔭で早く行ってこれた。店主の方、本当にありがとうございました。涙がでるほど嬉しかったです。なお、自転車を帰したあと、別れ際に、店主が「倉庫にはもっと本があるんだけど・・」と言っていた。もう遅い時間だったので、倉庫に行くわけにはいかなかったが、きっと貴重な古い本がいっぱいありそうな気がする。しかもこの店主は相場を調べて値をつけるような人ではないので(自分でそう言っていた)、きっと安い値段がついていることだろうと思う。(2003.6.2)

武蔵野書店(磐田市国府台20-18)
磐田駅北口から、北方向に伸びる道(美哉堂のある通り)をまっすぐずーっと進んでいくと、古いジーンズショップ(確か青い壁だったと思う)があるので、そこで左折し、またずーーっと進んでいくと、ある。『全国古本屋地図』には黒っぽい本が大量にあって、掛軸などの骨董も扱うと書いてあるが、それは先ほどの美哉堂にこそ当てはまる言葉で、こちらの方は、あまり黒っぽい本はなかった。また骨董は別店舗で扱っているようだった。ただ、『伊藤博文伝』をはじめ、資料物や伝記がいくつか置いてあり、値段は普通〜少し安めくらいだった。私は高須芳次郎『水戸学派の尊王及び経綸』を2800円で購入した。(2003.6.2)

静岡県の歴史散歩
静岡県の歴史散歩
posted with amazlet at 11.04.18

山川出版社
売り上げランキング: 377563


posted by Webmaster at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年05月23日

趣味の古書展(日本教育会館)

以下は、かつて管理人が公開していた「明治史研究のための古書店めぐり」に掲載していたものです。閉鎖にともない、このブログに転載しました。

最近、古書を見る目が肥えてきたせいか、それとも、もう家の中におく場所がないため雑本買いを控えるようになったためか、古書店や古書展に行ってもあまり買う冊数が多くなくなってきた。そんなわけで、この即売会購入記録もUPしないことが多くなってきたのだが、今回の趣味の古書展では、久しぶりに10冊以上を購入することになった。趣味の古書展はいい本が安いと定評があるらしく、他の即売会よりも人が多く、大変な混雑であった。(2003.5.23)

国民叢書『寸鉄集』『社会と人物』『人物偶評』『第二静思余録』 各300円
民友社の国民叢書で、明治期発行の文庫版サイズの本。並んでいた4冊を全て買った。この国民叢書は、日本初の文庫本サイズのシリーズとして知られている。内容は『国民之友』などにのせた雑文の再録だが、なかなか面白い文章が多い。蘇峰は私の数少ない大嫌いな人物のうちの一人だが、やはり文筆家としての能力は一級だ。
佐々友房『戦袍日記』 1000円
佐々友房の西南戦争の際の戦闘記録。これは、『克堂佐々友房先生遺稿』にも集録されていて、私もそちらは持っていたが、今回買ったのは明治24年に刊行された原本に、索引・年譜・熊本隊人名一覧・解説を付した上で、熊本の出版社・青潮社が復刻したもの。原本に忠実な復刻で、かつ函も丈夫で装丁も重みのある本なので購入。定価は4800円。
古閑俊雄『戦袍日記』 1000円
上記佐々友房の本の復刻を準備中に偶然発見された、佐々と同じ熊本隊所属の古閑俊雄の西南戦争戦闘記録稿本を翻刻して刊行したもの。解説や索引も付されており、佐々のもの同様いい本なので、購入。定価は6800円。青潮社は熊本の地域史関連の良書をいろいろ復刻している。これからも頑張って欲しい。
文部省『学制百年史』 1000円
1000円と格安だったので買った本だが、重いし場所取るし、本当に買ってよかったのだろうか?教育史の基本事項を確認するのには便利だが。でもネットで公開されてるしなあ・・。
山室信一『法制官僚の時代』 2000円
この本はだいぶ前から探していたのだが、古書店になかなか出ておらず、たまに出ても定価とほとんど同じ値段がついていたりして、もう新刊で買ってしまおうかと思っていたところだった。今回の収穫の中では、一番嬉しかったもの。
須藤光暉『明治天皇御伝』 1000円
大正元年9月1日発行。函つきで大正元年発行とは思えないほど綺麗な本だった。著者の須藤についてはよく知らない。内容はきわめて通俗的な明治天皇の伝記。
坂本辰之助『明治天皇』 800円
大正元年8月刊。これも函つきで綺麗な本。坂本天皇関係の他にも、政治家などの伝記をいろいろ書いている。内容的にはたいしたことない。
煙山専太郎『英雄豪傑論』 700円
近代日本の「英雄論」に興味があるので購入。英雄とされるものは一体何か。人はなぜ英雄を崇拝するのか。そのようなことを分析した本。
石橋信『選挙運動と費用及賞罰』 1000円
戦前の選挙の実態に興味があるので購入。私が主に関心があるのは明治期だが、やはり普選の関係で、古書店に出てくるのは圧倒的に昭和の選挙関係文献ばかり。私がこれまで集めたのもほとんどが普選直前に出されたものだ。

今日の買い物は、12冊、9700円。1冊あたり約808円。やはりどうしても神田は高めになる。会場で会った荒船俊太郎氏に、帰りの電車の中で「いったい今日買った本で、本当に必要な本って何冊あるんですか?」と聞かれ、思わず絶句してしまった。とりあえず読みそうなのは山室氏の本ぐらいのもの。あとはストックしておくだけである。ああ、本を置く場所もないし、一体どうすれば・・。明治天皇関係の本も、内容にこだわらず値段がある程度安ければ集めていたけど、これからはやめようかな・・。

徳富蘇峰 終戦後日記ーー『頑蘇夢物語』
徳富 蘇峰
講談社
売り上げランキング: 173178

posted by Webmaster at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年04月25日

ぐろりや会(日本教育会館)

以下は、かつて管理人が公開していた「明治史研究のための古書店めぐり」に掲載していたものです。閉鎖にともない、このブログに転載しました。

神田の古書展も五反田同様、金・土開催のため、金曜に仕事の入っていた私はこれまで行くことができなかった(土曜日に行ったことは何度かある)。しかし、2003年度、晴れて自由の身となった私は、初めて初日の午前十時に、神田の古書展を訪問した。高円寺ほどに安い本は少ないが、いい本はやっぱりある。でも金が・・・。(2003.4.25)

マコーレー著・渡辺松茂訳『瓦連兵須珍虞斯伝』 500円
この本の題名、読みにくいが、「ワーレン・ヘスチングス」と読む。マコーレーThomas Babington Macaulayの原著Warren Hastingsを訳したもので、明治25年初版、私が買ったのは明治27年の2版。渡辺はこれと同時に、クライブの伝記である『印度開国征略史』やアビシニアの王子・ラセラスの伝記『亜比斯尼亜国王子刺西拉斯経歴史』なども翻訳している。マコーレーのヘスチングス伝としては、前橋孝義の翻訳した『印度奇観』が最も早いと思われるが、この渡辺の本はおそらく二番目のものと思われる。その後も、このマコーレーの本は何人かの手で訳されている。そういう意味で、日本のイギリス認識と、その裏面のアジア認識の形成に、大きな影響を与えた本だということができる。
松浦玲『日本人にとって天皇とは何であったか』 300円
300円と安かったので購入。高円寺は300円の値がついている本が多くて、一つの安さの基準になっているのだが、神田では300円の値がついている本が少なく、500円が安さの基準になっているように思える。だから神田で300円というと、かなり安く感じるのである。
シュウォルツ著・平野健一郎訳『中国の近代化と知識人 厳復と西洋』 1500円
東洋思想がいかにして西洋思想と向かい合ったか、そのさまざまな在り様を考える上で、必読の文献といえる。
田中征男『大学拡張運動の歴史的研究』 2500円
これはずっと欲しかった本なのだが、野間教育研究所から出されたもので書店で売られたものではないために、入手困難で、ネットでも以前2万円の値がついていた(しかもそれでも売れてしまった)。なので、これを見つけたときはとても嬉しかった。大学拡張運動なんていうと、何のこっちゃ、と思われるかもしれないが、今風に言えば、ユニバーシティ・エクステンションのことで、この本はその初期形態といえる講義録の発行を、明治前期の段階から丹念に追っていることで貴重な研究文献なのである。特に、日本のユニバーシティ・エクステンションのはじまりは、西洋におけるその発祥とあまり時間的に隔たりがないと言われており、大学の持つ歴史の大きな差異を考えると、これは驚くべきことだとされている。もちろん、当時これを行った早稲田をはじめとする私立学校は、制度上は「大学」ではなく、旧制の専門学校なのだけれど・・。ただ、「専門学校」という言葉で、現在の専門学校と同様のものを想起するのは誤りで、当時は、専門的な高等教育を授ける学校という意味で「専門学校」の言葉がイメージされていたのである。だから、質的にいうならば、大学と大差ないということができるのである。なお、早稲田は1902年に校名を東京専門学校から早稲田大学に改称するが、制度上はまだ「専門学校」であった。早稲田と慶応が名実ともに「私立大学」となるのは、1918年の大学令によるものであり、認可は1920年のことであった。
長野師範学校『御巡幸参拾年紀念号』 1000円
明治40年刊行。つまり明治11年の長野巡幸の際に、天皇がこの師範学校に立ち寄ってから30年経過したことを記念して、その巡幸の際の事実を記録としてまとめたもの。最近、巡幸に関する研究がまた増えてきているが、明治期の巡幸も、単に同時代的な意味だけでなく、昭和期まで含む幅広いスパンのなかで、その影響を考えなくてはならないだろう。
『真善美 三宅雪嶺先生追悼号』 1000円
昔『真善美』の初期の号がまとめて古書目録に出ていたときがあって、買おうか迷ったのだが、ちょっと値段が高かった(といっても、資料的価値から言えばかなり安かった)ので、買うのを辞めたことがあった。その後、『真善美』の編集兼発行人として実務を担当されていた中野達彦さん(雪嶺の孫、中野正剛の長男にあたる)のお宅にお邪魔して、当時の話などを聞く機会があったのだが、その時に、「あの時『真善美』を買っておけばよかった」と猛烈に後悔したものである。なかでもこの雪嶺の追悼号は非常に欲しかったものなので、とても嬉しい。
深井英五訳『英米比較憲法論』 800円
明治26年刊。フランスのエミール・ブーミーの原著の英訳(ダイシー夫人翻訳)からの重訳。帝国憲法発行以後に、こうした本を訳述することの意味はいったいどの辺りにあったのだろうか。単に条文が確立しただけでは、問題は解決しておらず、その運用の面において、西洋から学ぼうとするところがあったからに相違ない。当時の憲法とその運用についての認識の材料となる資料として購入。
科外教育叢書刊行会編『日本の精華』 500円
大正6年刊。日本の「国体」とそれを支えている(とされる)「日本の精華」について、子供むけにわかりやすく説明した書。内容は天皇・憲法・皇室典範から家族制度・国民性にいたるまで、戦前の「国体」と日本の文化的伝統(とされるもの)に関する正統的な解釈がわかりやすく説明されている。子供向けの概説書であることもあって、著者の特異な価値観が混入することなく、「正統な」といって悪ければ、当時の一般的・模範的な「国体」認識を知ることができ、後世の我々にとっても非常に参考になる資料である。
野依秀市『軍部を衝く』 500円
「言論ギャング」野依の本は集めているが、なかなか古書展で安くでない。ネット検索すると大量に出てくるのだから、もっと古書展に安く出てきてもいいと思うのだが・・それとも私が見落としているだけなのだろうか?
河合栄治郎編『学生と学園』 300円
河合の本は300円以内との条件で集めているのだが、結構集まってきた。これで21冊目である。

今日の買い物は、10冊、8900円。1冊あたり約890円と、やはり高円寺などと比較するとかなり高めになった。まあ、明治本や研究書が主なのでこんなものか。でも神田の古書展はやっぱり高い値がついているものが多いので、相場をよく知悉していないと、なかなか買う買わないの判断が難しい。私も、あと3冊ほど買う予定だったのを、やはりちょっと高めだったので、直前に棚に戻した。そして家に帰ってネットで検索してみたら、やはりその取りやめた本は、ネットの相場と同じくらいの値段がついているものだったので、買わなくて正解だったと安堵した。必要になったらネットで買えばいいし、急いで買う必要がないのなら、神田では自重した方がよいかもしれない。


勝海舟
勝海舟
posted with amazlet at 11.04.19
松浦玲
筑摩書房
売り上げランキング: 240169

posted by Webmaster at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年04月18日

本の散歩展(南部古書会館)

以下は、かつて管理人が公開していた「明治史研究のための古書店めぐり」に掲載していたものです。閉鎖にともない、このブログに転載しました。

五反田の古書展は、金・土開催のため、金曜に仕事の入っていた私はこれまで行くことができなかった。しかし、2003年度、晴れて自由の身となった私は、初めて五反田の古書展を訪問した。1階の格安本コーナーは高円寺に雰囲気が似ており、2階の方は神田の古書展に似ていると感じた。1階は高円寺同様安いが、2階の方はそれほど安くはないというのが率直な印象であった。(2003.4.18)

嶋岡晨『志士たちの詩』 200円
講談社現代新書。幕末の志士たちの詠んだ漢詩や和歌を解説したもの。愛国詩に以前から興味があるので、購入。
木村弥三郎『府県議戦の実際に見たる普選の取締と罰則』 200円
1928年1月、つまりはじめての普通選挙による衆議院議員選挙の直前に出版された本。ちなみに、著者の木村弥三郎は内務省警保局保安課の官吏で、本書は「取り締まる側」によって書かれたものであるといえる。「府県議選」ではなく「府県議戦」と「戦」になっているところがミソ。当時の選挙の実態を窺いしることが出来る。
『国文学解釈と教材の研究』特集「近代事件史と文壇」 100円
近代史上有名な大事件に対して、文壇がどのように反応したかということを特集している。
司法書士史編纂委員会編『日本司法書士史』 200円
明治から昭和までの司法制度と司法書士制度の変遷について書かれた本。特に興味があったわけではないが、1000ページ近い厚冊で200円は安いと思い購入。内半分の500ページ近くは史料集となっており、司法書士制度に関する法令や議事録が集められており重宝。
芳賀登『民衆概念の歴史的変遷』 1000円
むかし大学院のゼミで、「民衆」という言葉がいつからどのように使われ、そこにはどのような含意があるのか。「人民」や「大衆」という言葉と何が異なるのか、というようなことを話あったことがあり、そのとき以来読んで見たいと思っていた本。。
高須芳次郎『愛国詩文二千六百年』 300円
上にも書いたように、愛国詩に興味があるので購入。
伊藤武雄『満鉄に生きて』 500円
ケイ草書房(「ケイ」の漢字が出てこない・・)の中国新書の1冊。著者の伊藤武雄は満鉄の上海事務所長などをつとめた人で、現代史資料の「満鉄」の巻の編集もしている。その伊藤の満鉄時代の回顧録。500円は少し高いかと思ったが、あまり見ないので購入。
山路弥吉『荻生徂徠』 500円
民友社が出した十二文豪シリーズの第三巻。山路愛山レベルの著名人の書いた明治本が500円なら即購入でしょう。明治26年9月初版だが、私の買ったのは明治29年11月の7版。
松下芳男『明治の軍隊』 300円
明治軍事史の開拓者・松下芳男の著作。内容的には大したことないが、300円と安いのと、末尾にそれまで出した自著についての簡単な解説がついているので購入。
入江三郎『天皇の食卓』 500円
単に食卓だけでなく、明治から昭和までの天皇の私生活全般にわたるルポルタージュ。とはいえ、何を史料に書いたのかが明記されていないので、使用には少し注意を要するかもしれない。本人は一切私心を交えず客観的に書いたと述べてはいるが・。
山川菊栄『おんな二代の記』 500円
川路聖謨『長崎日記・下田日記』 500円
ともに東洋文庫。すぐに読もうと思うような本ではないが、500円だったのでとりあえず購入。
浅野祐吾『帝国陸軍将校団』 500円
多門二郎『日露戦争日記』 500円
ともに芙蓉書房の昭和軍事史叢書。これもすぐ読みたい本ではなかったが、500円なのでとりあえず購入。
吉田久一『現代仏教思想入門』 500円
題名は「現代」だが、実際には「近代」の仏教の名著を集めたもの。定価3500が500円は安いので購入。
尚友倶楽部・長井純市編『渡辺千秋関係文書』 3000円
渡辺は宮内大臣を務めていたので、宮中関連の多くの史料を含む。定価は5500円。
内閣官房編『内閣制度九十年資料集』 500円
これは500円が信じられない本。1400ページを超える大厚冊に、内閣制度に関する資料が収載されている。

初の五反田は、17冊、9800円。1冊あたり約576円。しかし、思ったほどの割安感はなかった。高円寺で感覚が麻痺してしまっているのかもしれない。飛び上がるほどの掘り出し物と出会えなかったのも原因か。まあ、気長に通うことにしよう。なお、会場で会った荒船氏が、『昭和新修華族家系大成』を上下7000円で購入していた。


華族―近代日本貴族の虚像と実像 (中公新書)
小田部 雄次
中央公論新社
売り上げランキング: 152400

posted by Webmaster at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする