2008年12月04日

明治天皇の産屋、7日に一般公開

京都御苑(京都市上京区)内の明治天皇が誕生した産屋(うぶや)が残る旧中山家の一部が、今月7日午後に一般公開されるそうです。

同家は明治天皇の生母の実家で、約1800平方メートルの敷地に、産屋や明治天皇の幼名「祐宮(さちのみや)」にちなんだ井戸「祐井(さちのい)」が残っているそうです。

当日は、京都検定1級合格者らが苑内20か所で解説するそうです。

午後1時〜4時で入場無料とのこと。


明治天皇の産屋、7日に一般公開…京都御苑の旧中山家(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081204-OYT1T00005.htm


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2008年12月03日

香蘭社本店の改装が完了(読売新聞)

明治時代の佐賀を代表する洋風建築物、有田町の老舗陶磁器メーカー「香蘭社」(深川紀幸社長)の本店ショールームが改装を終え、100年以上前の建築時の姿を取り戻したと、読売新聞にて報道されています。

香蘭社といえば、有田焼の技術をもとに、セーブル焼などヨーロッパの技術も取り入れた高級陶磁器メーカーとして有名で、1875(明治8)年に創業した130年を超える歴史を有するメーカーです。

世界各国で行われた万国博覧会でも数々の名誉金牌を受賞してその評価を高めるとともに、1896(明治29)年には宮内省御用達となり、大隈重信をはじめとする近代の著名人たちが愛用したことでも知られています。

本店敷地には2棟の洋風建築物があり、いずれも重要伝統的建造物に指定され、古陶磁陳列館は約200平方メートルあり、江戸時代中期以降の3様式(鍋島、古伊万里、柿右衛門)の肥前磁器と明治期以降の香蘭社製品約220点を展示しているそうです(観覧無料)。

「香蘭社」明治の姿 本店改装終了内部バリアフリー化(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20081203-OYT8T00864.htm

香蘭社ホームページ
http://www.koransha.co.jp/


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2008年12月02日

近代活字史料のデジタル化と文字コード処理

松山大学法学部准教授伊藤信哉氏が、
ご自身のホームページ上に、
論文「近代活字史料のデジタル化と文字コード処理」
を掲載されております。

伊藤氏が編集された『外交時報総目次・執筆者索引―戦前編』の作成の過程で遭遇した経験をもとに、
近代の活字史料をデジタルデータ化するにあたつての諸問題、とくに文字コードに関わる問題を分析されたものです。
PDFファイルで全文閲覧できます。

松大法学部伊藤研究室
http://www.s-ito.jp/index.html

論文「近代活字史料のデジタル化と文字コード処理」
http://www.s-ito.jp/home/research/other/mojicode.html



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2008年12月01日

「Yahoo!百科事典」公開

Yahoo!JAPANが、小学館編集の百科事典、「日本大百科全書(ニッポニカ)」を無料で検索・参照できるサービスを公開したそうです。

Yahoo!百科事典
http://100.yahoo.co.jp/

これまでネット上の辞典といえば、Wikipediaが参照されることが多かったですが、誰が記述したのかが不明確で誤りが多いのも事実でした。
今回のこのヤフーの百科事典は、執筆者名が明記されており、信頼度が高いように思います。
それでも、百科事典の鵜呑みが危険なことには変わりないですけどね・・・。

ちなみに、「歴史」の項目のうち、「明治」に533件、「明治人名」に 208件が掲載されています。その他の項目中にも、明治史に関係するものが多く存在しています。



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2008年11月07日

ケント大学諷刺画アーカイブ(BCA)がデータベースを公開

イギリス・ケント大学の諷刺画アーカイブ(British Cartoon Archive)が、風刺画の画像を検索・閲覧できるデータベースを公開しました。

The British Cartoon Archive
http://www.cartoons.ac.uk/

250名以上の歴史的な作品、合計12万点分がデジタルアーカイブ化されています。

ちょっと検索してみたところ、日露戦争に関するものが多数出てきました。戦後東京新聞など日本の新聞に掲載された諷刺漫画も多数含まれていました。
他にも、いろいろ検索してみると、日本近現代史にも関係する面白い画像が出てきそうです。



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2008年11月04日

第48回「思想史の会」

案内をいただきましたので、掲載させていただきます。

下記の要領にて第48回思想史の会を開催いたします。お誘い合わせの上、ぜひご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。

[報告]
・岡安 儀之氏(東北大学大学院文学研究科博士後期課程)
 「史論家としての福地源一郎」

・飯田 泰三氏(島根県立大学大学院北東アジア研究科長)
 「柿本人麻呂:日本古代国家形成と〈詩の発生〉の位相」

[日時] 2008年11月30日(日曜日) 午後1時〜6時
[会場] 法政大学 現代法研究所会議室(ボアソナードタワー22階)

アクセスマップ、キャンパスマップは下記のURLをご参照ください。
http://www.hosei.ac.jp/hosei/campus/annai/ichigaya/access.html
http://www.hosei.ac.jp/hosei/campus/annai/ichigaya/campusmap.html

■資料複写費・連絡費として200円いただきます。
■お問い合わせは事務局までお願いいたします。


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2008年10月29日

福沢諭吉の新たな写真発見 オランダで(産経)

福沢諭吉が文久2(1862)年、文久遣欧使節の通訳として渡欧したさいに撮影された写真4枚がオランダのユトレヒトで発見されたそうです。

ユトレヒトの貨幣博物館が所蔵する文久遣欧使節の写真31枚を収めた記念アルバムの中で発見されたもので、1枚は諭吉を含む使節4人の大判集合写真(20・3センチ×15・2センチ)、3枚は諭吉単独の名刺判写真(10・5センチ×6・3センチ)、大判写真の裏にはユトレヒトで活動していたドイツ系写真家「F・KAYSER(カイザー)」のスタンプがあり、使節がユトレヒトを訪問した7月15日から17日の間に撮影された可能性が高く、単独写真3枚も諭吉が同じ着物であることから同日撮影とみられるとのことです。

詳しくはこちら(画像あり)
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/081025/acd0810251940007-n1.htm



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2008年10月28日

長崎大学附属図書館が古写真アルバム「ボードイン・コレクション」を公開

10月6日に、長崎大学附属図書館が、幕末・明治の長崎を撮影した古写真アルバム「ボードイン・コレクション」と、ボードインの講義録を公開しました。

ボードインコレクション
http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/bauduins/jp/11.html

ボードイン講義録
http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/search/ecolle/bkogi/

「ボードイン・コレクション」は、長崎大学医学部の前身である養生所の第2代教頭であるオランダ人・アントニウス・ボードイン(のち大坂医学校(大阪大学医学部の前身)、大学東校(東京大学医学部の前身)でも医学を講義)が幕末・明治の長崎を撮影した古写真アルバムで、ボードインの子孫から入手したものだそうです。

コレクションは、アルバム大3冊、小1冊、そして養生所鳥瞰組み写真から成っているそうです。「アルバム大」には、A.F.ボードイン自身、フェリックス・ベアト、上野彦馬、内田九一のほか、東京・横浜方面や各地の写真家の作品も含まれ、なかにはワーグマンの描いた漫画やスケッチをベアトが撮影した写真もあり、また「アルバム小」には明治初頭の要人の肖像写真や全国の名勝写真が収載されています。

また講義録は、長崎大学が所蔵する、ボードインに関係する資料を全文電子化したものだそうです。


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2008年10月24日

愛知大学に「東亜同文書院大学記念センター」オープン

愛知大学に東亜同文書院の歩みを紹介する記念センターがオープンしました。
センターの概要については、同センターホームページにて下記のように説明されています。


東亜同文書院(のちに大学)とは、1901年に中国の上海に設立された、日中提携のための人材育成を目的とする高等教育機関であり、1945年の日本敗戦により閉学するまでに5,000人もの卒業生を送り出しました。その閉学後に帰国した教職員によって1946年に開設されたのが愛知大学です。東亜同文書院大学記念センターは、本学の「生みの親」ともいえる東亜同文書院大学の研究教育の業績を明らかにするために、豊橋キャンパスの大学記念館に開設されました。
学籍簿・成績原簿・大旅行報告書をはじめとする同文書院関係資料に加え、孫文・辛亥革命と山田良政・純三郎関連資料など、他に類のない資料を所蔵し、3つの展示室に常設展示しています。このほか、機関誌やブックレットの刊行、公開講演会の開催などを行っています。
当センターは2006年、文科省より「オープン・リサーチ・センター」として選定され、書院の総合的研究だけでなく、書院を継承した愛知大学史の研究も進められ、大学史展示室も改装一新しました。各展示室は音声ガイド、タッチパネル、DVDなどの設備を備え、より分かりやすくなりました。


展示室は、午前10時〜午後4時まで開いており、月曜・日曜・祝日、11月15日、夏期・冬期休暇期間は閉室とのことです。

愛知大学東亜同文書院大学記念センター
http://www.aichi-u.ac.jp/institution/05.html

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2008年10月23日

大隈重信生誕170周年記念講演会「新しい大隈重信像を目指して」

早稲田大学大学史資料センターにて、表題の講演会が開催されます。

本年は、学祖・大隈重信の生誕170周年に当たる。大隈の生前を第1期、大隈の事績を語り継ぎ関係資料を収集した昨年までの85年間を第2期と考えるなら、本年からは、今までの成果を踏まえ、新たな大隈像を確立する第3期の幕開けといえる。一方、編纂中の『大隈重信関係文書』はその折り返し地点を迎え、編集の意義を問い直すことが欠かせない。この講演会を通じ、改めて大隈の事績を紹介し、新世紀にふさわしい大隈像を作り上げる端緒としたい。
 
 日時 :2008年10月29日(水) 13:30〜15:35
場所 :早稲田大学27号館 小野記念講堂

 講師:坂野 潤治氏(東京大学名誉教授)
    荒船俊太郎氏(早稲田大学大学史資料センター助手)

 入場無料
 主催:早稲田大学大学史資料センター


(問合せ先)
 早稲田大学大学史資料センター
  〒162-0041東京都新宿区早稲田鶴巻町513
TEL 03-5286-1814 FAX 03-5286-1815
URL http://www.waseda.jp/archives/
E-mail archives@list.waseda.jp

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