2008年09月20日

大東文化大学大東文化歴史資料館「井上哲次郎・新資料の紹介〜大東文化学院創設をめぐる人々(一)〜」

080919_131719.jpg 大東文化歴史資料館展示室で行われている「井上哲次郎・新資料の紹介〜大東文化学院創設をめぐる人々(一)〜」を見てきました。

 内容的には、展示スペースの関係からか、実物資料の展示が少なくて、半分はパネルだったので、ちょっと残念でした。また資料の来歴や全体像についても解説がなされておらず残念。

 『大東文化歴史資料館だより』4によれば、2007年度に入手したもので、約350点にわたるとのこと。整理された暁にはより詳しい概要が明らかになるのでしょう。楽しみです。


展示は26日金曜日までです。興味ある方は急いでどうぞ。

詳しくはこちら
http://www2.daito.ac.jp/jp/modules/topics/index.php/J01-01-6564-01



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2008年09月16日

特別展覧会「東アジアにおける陽明学」(学習院大学東洋文化研究所)

学習院大学東洋文化研究所で、陽明学に関する特別展示会が行われるとの情報をいただきました。

以下いただいた情報を掲載させていただきます。

学習院大学東洋文化研究所では以下の日程で展覧会を開催いたします。
日中の陽明学者の書(幕末期の日本人を含む)学習院大学図書館所蔵華族会館旧蔵・京都学習院旧蔵の漢籍などを展示いたします。ご覧いただければ幸いです。

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王陽明「龍場の大悟」500 年/中江藤樹生誕400 年記念
特別展覧会「東アジアにおける陽明学」(陽明學在東亞細亞)

日時:2008 年9 月19 日(金)〜26 日(金)[10:00〜18:00]
会場: 学習院大学・西5 号館1階多目的ホール(参加自由/無料)

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学習院大学では王陽明「龍場の大悟」500 年と中江藤樹生誕400 年を 記念して、台湾の国立台湾大学・国立清華大学・何創時書法藝術基金会との共催で特別展「東アジアにおける陽明学」を開催いたします。

台湾から日本初公開の王陽明の真筆4点ほか中日陽明学者の書50点、学習院大学図書館所蔵の漢籍30点を公開するもので、研究所としてこのような展覧会を主催することは初めての試みです。皆様万障お繰り合わせの上、ご覧いただきたくご連絡申し上げます。

特に 日本初公開の王守仁の書(「手札致羅整庵」ほか)は台湾に6件あるうちの4件が展示されます(残る2点は故宮博物院所蔵です)。また、学習院大学図書館所蔵・乃木希典手写『王陽明教條』のほか、京都学習院・華族会館旧蔵本等(徳川宗家・明治天皇・旧高松藩松平氏等旧蔵)を一挙に展示し、江戸から近代における東アジアを学習院の資料から概観いただきます。 

なお、展覧会とともに、国際シンポジウムやギャラリー・トークさらには「古琴」の特別演奏会までご用意しております。是非、もあわせてご参加いただきたく存じます。東アジアの陽明学および学習院大学の古典籍についての総合的な理解を得ることができると思っております。 充実した図録も台湾と日本で編集し、販売します(2冊、合計200頁、カラー) 

【関連イベン ト】
(1)国際学術シンポジウム「東アジアの陽明学」(東亞陽明學)
日時 2008 年9 月20 日(土)・21 日(日)[10:00〜18:00]
会場 学習院大学・西5 号館301 号教室(参加自由/無料)
(2)ギャラリー・トーク・セッション「学習院大学所蔵古籍の世界」
日時:2008 年9 月23 日(祝) [16:00〜17:30]
会場: 学習院大学・西5 号館1階多目的ホール(参加自由/無料)
(3)ギャラリー・サロン「陽明学の世界」
日時:2008 年9 月24 日(水)[15:00〜16:00]
会場: 学習院大 学・西5 号館1階多目的ホール(参加自由/無料)
講師:馬淵昌也(学習院大学外国語教育研究センター教授)
(4)特別演奏会「古き調べ 新たな思い 琴(きん)境を味わう」
日時:2008 年9 月25 日(木)[16:30〜17:50]
会場: 学習院大学・西5 号館1階多目的ホール(参加自由/無料)
演奏:琴士・坂田 進一(作・編曲家、坂田古典音楽研究所)
司会:馬淵昌也(学習 院大学外国語教育研究センター教授)

各イベントの詳細・日時は変更される場合もございますので、いらっしゃる前に、必ず学習院大学東洋文化研究所HPにてご確認ください。

お問い合わせ先:
学習院大学東洋文化研究所
〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1TEL:03-3986-0221(内線6360) http://www.gakushuin.ac.jp/univ/rioc/index.html


当ブログでは、皆様からの情報掲載依頼を幅広く受け付けています。明治史・近代史関連の情報がございましたら、こちらのフォームから、管理人までご連絡くだされば幸いに存じます。
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2008年08月29日

久しぶりに古書展に

しばらくご無沙汰していたのだが、久しぶりに時間が出来たので、東京古書会館での古書即売会(窓展)に行ってきた。あきつ書店が安価でいい本をたくさん出していたので(ネットではべら棒な値段をつけているのに・・・)、10冊以上買いこんでしまった・・・。こんなにたくさん買ったのは何年ぶりだろう。

工藤武重『明治憲政史』上下900円、幣原平和財団『幣原喜重郎』500円、『平民宰相若槻礼次郎』400円、渡辺幾治郎『昭憲皇太后宮の御坤徳』400円、岡山同窓会『梧堂言行録』1000円、佐々木惣一『天皇の国家的象徴性』200円、市島謙吉『獄政論』400円、万朝報社『涙香文選』400円、山路愛山『勝海舟』300円、荒畑寒村『左の面々』300円、筑波常治『破約の時代』400円など。

『破約の時代』の筑波先生は、学部時代の恩師だが、この本は先生の自伝。筑波先生は、山階宮家の血筋を引くお方、つまり皇室に連なる血筋の方で、僕が学生の頃は「緑の麗人」と呼ばれる早稲田大学政経学部の名物教授だった。とにかく緑が好きな先生で、服もいつも緑色だということからそう呼ばれていたのだった。住所も某市の「緑町」という場所という徹底ぶりだった。

一回、書類にハンコを押してもらいに行ったところ、朱肉が緑色だったのには仰天したものだ。

先日、偶然、街中でお見かけしたが、緑色の和服を着て、相変わらずのダンディーぶりだった。人の生き方は、顔にあらわれると良く言われるが、貴族らしい清麗な中に、凛とした厳しさをも感じさせるあの雰囲気には、やはり憧れてしまう。まあ素材が違うのでああなるのは無理だけど・・・。

先生は、華族の家に生まれたにも関わらず(いや、生まれたが故に?)、波瀾万丈な人生を送られ、とてもユニークな価値観をお持ちの先生なんで、この自伝も読むのが非常に楽しみである。


本当は神保町の後、今日から始まった高田馬場のビッグボックス古書市に行こうかと思っていたのだが、上記の通りたくさん買いこんでしまったので、高田馬場は取りやめ、喫茶店でコーヒーを飲みながら読書して1冊読了し、そのまま家に帰った。

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2008年08月26日

国文学研究資料館通常展示「明治開化期の錦絵」

国文学研究資料館にて「日本実業史博物館旧蔵資料」中の錦絵を題材に、「明治開化期の錦絵」と題する展示会が行なわれるそうです。

以下国文学研究資料館ホームページより。

 「旧実業史博物館」とは、日本における近代実業家の第1人者渋沢栄一(1840〜1931年)の遺徳顕彰記念事業として企画されました。実業史博物館は、東京都北区の飛鳥山に建設を予定し、資料収集が開始されましたが、第2次世界大戦や戦後の財閥解体などの混乱を経て、昭和26年に文部省史料館(当館の前身)へ寄託されました。
 本コレクションの錦絵は、実業史博物館設立のための収蔵資料であることから、芸術的視点よりも、歴史的視覚的資料として、価値が高いものが集められています。絵師は多岐に及んでおり、河鍋暁斎、小林清親といった名も散見されます。江戸から明治にかけての事物や風俗が生き生きと表現されており、風刺画からは当時の切迫した経済状況をみることができます。


日程は、2008年8月11日(月)〜9月5日(金)、国文学研究資料1階展示室にて午前10時〜午後4時半、入場無料とのことです(土・日・祝日は休室)。

詳しくは、こちら
http://www.nijl.ac.jp/contents/events/tenji08summer.htm

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2008年08月19日

近代黎明期翻訳本全文画像データベース(長崎大学附属図書館)

8月1日より、長崎大学附属図書館が、幕末から明治初期に刊行された和漢翻訳本50点を電子化した「近代黎明期翻訳本全文画像データベース」を公開しています。

近代化黎明期翻訳本全文画像データベース
http://gallery.lb.nagasaki-u.ac.jp/dawnb/index.html

欧米の書物を中国語に漢訳したものに、訓点をつけて日本で翻刻出版した
和漢翻訳本50点の全文画像を見ることができます。


なお、長崎大学図書館では、下記の写真データベースもおすすめです。
幕末・明治期日本古写真コレクション
http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/index.html


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2008年07月23日

明治15年調査の社寺建築物調査報告、京都で発見

7月23日の読売新聞によれば、明治政府が1882年に行った初の社寺建築物調査報告の京都府分が京都市内で見つかったとのことです。

多数の絵図が附された詳細なもので、明治期の社寺の様子がよくわかるようです。以下読売オンラインより引用。

 京都市内で見つかった明治時代の貴重な社寺の記録が記された社寺建築物調査報告の京都府分。入手した京都府立総合資料館(同市左京区)が公開を始め、同資料館の小西雅彦・歴史資料課長は「日本で初めての古建築に関する全国調査で、近現代の文化財保存につながる基礎資料となり、大変貴重だ」としている。
 報告書は「四百年前社寺建物取調書」と題され、約380枚。調査時から400年以上前に建築された社寺が対象で、三十三間堂(同市東山区)や東寺(同市南区)、「八坂の塔」で有名な法観寺(同市東山区)など72社寺について、境内図や建物の正面図・側面図、由緒や修理の経歴がまとめられている。
 平等院鳳凰堂は、柱の本数が正確に描かれた図面のほか、周辺に草が茂るなど、荒廃した様子が彩色図で描かれている。
 平等院の神居文彰住職(45)は「明治初めの廃仏毀釈(きしゃく)で多くの塔頭(たっちゅう)が取りつぶされ、平等院を維持するのが難しくなっていた。このころ、外国人が鳳凰堂を買いたいと言ってきて、住職らが断ったという逸話も伝わる。1000年前の寺を守ることの大変さを痛感した」と話していた。
 同種の報告書は奈良県分しか現存しておらず、山崎幹泰・金沢工業大准教授(日本建築史)は「国が初めて行った本格的な調査で、京都と奈良の報告書がそろったことは日本の古建築を知るうえで意義深い」と話している。


文中にもあるとおり、この資料は京都府立総合資料館にて公開されているようです。非常に興味深いですね。

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2008年07月21日

古事類苑画像検索データベース

明治12年(1879)に文部省が編纂を開始し、後に神宮司庁がその事業を引き継ぎ、35年をかけて大正3年(1914)に完成した日本最大の百科史料事典『古事類苑』のキーワード検索と頁画像のデータベースを、国際日本文化研究センターが、5月下旬より公開しています。

古事類苑画像検索システム
http://shinku.nichibun.ac.jp/kojiruien/

古事類苑をデータベース化や画像公開の試みは、これまでもいくつかの機関で行われてきましたが、今回のこの国際日本文化研究センターのものは、それらのものに比べても非常に使い勝手が良いように思います。

画像の表示に少し時間がかかったり、画面のサイズ設定によっては表示画像が縮小されているために潰れて読みにくかったりという問題点もあり、またデータベース化されていない部分もかなりあるようですが、今後改良を重ねてさらに使い勝手がよくなれば、本当に便利だと思います。

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2008年07月08日

国際日本文化研究センター・日本語語彙研究文献データベース

国際日本文化研究センターにて「日本語語彙研究文献データベース」が公開されています。
http://gainen.nichibun.ac.jp/

19世紀半ば以降、日本で形成された新しい語彙、概念や意味について研究した文献を検索できるデータベースです。

たとえば、「壮士」という言葉を入力してみたところ、5件の文献がヒットしました。

ただ、まだ入力されている文献は、辞典的なものが多いという難点があります。また、検索結果に、簡単な語彙の意味やその変遷について記述があるともっと良いと思います。

それと、このデータベースは、あらかじめ、何らかの特定の語彙について調べたいという場合には便利かもしれませんが、そのようにあらかじめ調べたい特定の語彙がない人でも、19世紀半ば以後、どんな新しい語彙・概念や意味が誕生したのかを知ることができるような仕組みであれば、もっと有用性が高まると思います。

もっともまだDB構築は始まったばかりのようですので、今後のさらなる発展を期待したいと思います。

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2008年06月27日

西田千太郎日記の原本、島根県立図書館に寄贈

小泉八雲と親密な交友があった明治時代の松江の知識人、西田千太郎(一八六二−九七年)の日記の原本が西田の遺族から松江市の島根県立図書館へ寄贈されたそうです。
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=504104004

八雲との交流や当時の島根の社会情勢などが記述されており、貴重な歴史的資料で、既に昭和51年に翻刻が出版されています。古本屋などで入手可能です。

また西田宛書簡を中心にハーンを描いた書物も出版されています。こちらは新刊でも購入可能です。
教育者ラフカディオ・ハーンの世界―小泉八雲の西田千太郎宛書簡を中心に(楽天で購入)

教育者ラフカディオ・ハーンの世界―小泉八雲の西田千太郎宛書簡を中心に(amazonで購入)

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2008年06月24日

科学技術振興機構(JST)が明治以降の学術雑誌を電子アーカイブ化

恥ずかしながら今日まで知らなかったのですが、科学技術振興機構(JST)のJournal@rchiveが2年前から、明治以降の学術雑誌を電子アーカイブ化して公開しているとのことです。

Journal@rchive
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/top_ja.php


電子化されているのは、科学技術関連の雑誌ですが、明治期のものとしては、現在のところ、

東京数学物理学会記事
東京数学物理学会記事概要
気象集誌
植物学雑誌
耳鼻咽喉科雑誌
大日本耳鼻咽喉科会会報
東京化学会誌
東京数学会社雑誌雑誌
東京数学物理学会記事
薬学雑誌

などがあるようです。この他にも戦前戦後にわたる大量の雑誌が公開されており、また記事名の検索もできるので、科学技術史研究者には重宝なサイトですね。

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